「シン・チャオ!」と笑顔で挨拶を交わすことにも慣れたランナーの皆様はきっと「I ♡ベトナム」のフィーリングではないでしょうか。3回目となりますベトナムのカインホア省ニャチャンでの国際ハーフマラソンは3月4日(日)快晴の下、やや暑い中で開催され、事故もなく終えられたことをご報告申し上げます。
ベトナムカインホア省文化スポーツ観光局の主管により、コースへの車両乗り入れ全面禁止と言う破格の配慮をいただき、安全に楽しくレース運営がなされました。
これまでは10月の雨季での開催でした。今回は3月の乾季開催で極端な暑さを懸念する声もありましたが、早朝スタートでもあり、ある程度暑さは回避することが出来ました。そして、海の美しさが何よりも心のオアシスとなったようでした。もっとも日本からの参加者は寒いところから一気に暑い中へ入りますので体調管理には苦労されたでありましょう。
今回のレースでは、ハーフの種目においてベトナム初のチップ計測を導入いたしました。ナンバーカード裏の使い捨てタイプのチップはこれまで見慣れたものと異なり、日本からの参加者もレース後に回収されるはずのチップが使い捨てであることに機器の進歩を実感されていました。また、ボランティアをベトナム側ならびに日本側から10数名集めることが出来、新しい芽が出始めましたことをご紹介します。
さて、レースは裸足のベトナム若人が賞金を目指し、疾走しました。ほとんどが東南アジアスポーツ大会(SEAゲーム)を目指して訓練中の若ものです。市民ランナーはまだ皆無に近い状況です。メタボには程遠い体型、経済的発展の具合、等今後の市民スポーツ文化を左右する要因がどのように働くのか興味津々であります。が、何度も見慣れたとはいえ、裸足でアスファルトを走る姿に違和感を禁じ得ません。いずれ故障に繋がるような気がしているのは私だけなのでしょうか。
他の参加者は、ベトナム在住の駐在員さんやその家族、バカンスでベトナムしている欧米人など多彩です。日本の市民ランナーと交歓を楽しんでいました。
今回のゲスト、モデルの比留川 游さんが大会に華を添えてくれました。初のハーフマラソンを取材されながら懸命に走っていました。美しかったです。
スポンサー各社の皆様の応援をいただきましたこと記して感謝、御礼申し上げます。
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